キッチン水栓カートリッジの交換時の固着したカバーの外し方

ここのところキッチンの水栓の周りから水漏れしているため、パッキンかな?と思い調べたところ、カートリッジの交換で簡単に済みそうだったので、挑戦してみました。当初は、交換そのものよりもカートリッジのカバーの固着という難敵との長い戦いになるとは予想だにしませんでした。

昔はゴムパッキンを交換しただけだったイメージだったのですが、最近はカートリッジを交換することで済みます。今回私が交換したカートリッジはKVKのシングルレバーカートリッジ。台座にシールがあった本体の型番をもとにネット検索したら、amazonで安く手に入ることが分かったのですぐ注文しました。

準備した工具類は次のとおり。

  • マイナスドライバー(カバーを外す用)
  • プラスドライバー
  • モーターレンチ
  • 台座の供回り固定金具

カートリッジのカバーの固着との闘い

先ずはカバーを外して、ネジを外すとカートリッジの先端部分がカバーに入った状態で露出します。あとはカバーを外して交換するだけ。台座の供回り固定金具を裏側の穴に差して固定。モーターレンチで回せば…。回せば…。回せば…。回らない!

どんなに力を込めても、十分に肥えた体重をかけても、妻に変わってもらっても、回りません。検索「水道 カートリッジ交換 回らない」。

周りを叩くのはゴムハンマーではダメです。
カツン!カツン!と砕くような衝撃を加えてください。

中略

パイプレンチやモンキーレンチを使えばまず回ります。
今まで回らなかったことはありません。

固着が水栓金具の修理で一番難しいところです…。

蛇口の質問サイト – カートッジ交換【カートリッジ押えが固着して緩まない】(TKJ31UBFX)

先ず「蛇口の質問サイト」というタイトルにびっくり。蛇口だけでもこんなにも奥が深いのですね。さらにいろいろなサイトを読み進めると、ナットやボルトの「固着」は大変らしく、本体の交換を勧める方もいらっしゃいました。

ポイントは「カツン!カツン!と砕くような衝撃」とのことで、ハンマーを用意。カツン!カツン!と叩くこと30分。まだ回らない。深夜の時間帯になり、下の階のご夫婦に迷惑をかけてはと思い、その日は中断。

信じる者は救われる

翌日、本当に回るのかと疑念を抱きながら、カツン!カツン!他のページを見ると、クランプで固定して強引に回していたり、クレ556を注入していたりと工夫をしていますが、この人はクレ556はダメと書いていたので、ひたすら信じ、カツン!カツン!カツン!そして…。

信じて叩き続けること、トータル1000カツンくらは行ったでしょうか。ついに回りました!一度回りはじめると、手で回せるくらい軽いです。古いカートリッジを外し、引っ付いたゴムを歯ブラシで取り除き、穴にあわせてカートリッジを差し込みます。あとは、カバーとハンドルを取り付けて交換完了。

信じる者は救われると、心から思いました。

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